株式会社インタースペース様

2012年02月01日

導入事例 迅速な対応が必要だったBCP対策、ハードウェアの調達からネットワーク環境の構築までディーアイエスソリューションは、フットワークの良さと優れた提案力でサポートしてくれました。 導入事例 迅速な対応が必要だったBCP対策、ハードウェアの調達からネットワーク環境の構築までディーアイエスソリューションは、フットワークの良さと優れた提案力でサポートしてくれました。

アフィリエイトサービスを中心にインターネット関連ビジネスを展開する株式会社インタースペース(以下、インタースペース)は、大きな災害を経験したことでBCP対策を加速。災害時にも業務を継続できる業務環境の構築とDR(ディザスタリカバリ)環境の充実を実現した。導入の経緯と効果について、インタースペース 取締役 経営管理本部長 岩渕 桂太氏(写真右)ならび情報システム室 リーダー 永尾 康幸氏(写真左)に話を伺った。

もくじ 
  1. インタースペースの事業概要
  2. 震災を機にBCP対策を前倒しで展開
  3. BCP対策1:事業をできるだけ継続するための対策
  4. BCP対策2:提供サービスのダウンタイムを最小限におさえるための対策
  5. BCP対策は目的ではなく手段、システムインフラの冗長化も予定
  6. ディーアイエスソリューションはフットワークが良く、多面的な提案をしてくれる
  7. ディーアイエスソリューションへの期待

 

■インタースペースの事業概要


-- インタースペースの事業概要について教えてください。

当社は、アフィリエイト(成果報酬型)事業とメディア事業を中心に、「win-winの輪を広げる」というその理念のもとインターネット関連ビジネスを展開しています。

アフィリエイト事業は、「アクセストレード(http://www.accesstrade.net/)」および「アクセストレードモバイル(http://at-m.net/)」というアフィリエイト型広告サービスのサイトを運営しています。「アクセストレード」は10年の運営実績があります。

またメディア事業については、コミュニティサイトの企画・運営を手がけてきましたが、2012年に入ってからはコンテンツ会社と共同でソーシャルゲームの提供も始めました。
 

■震災を機にBCP対策を前倒しで展開


-- インタースペースにおける、システムインフラに関するBCP対策の取り組みについて教えてください。

当社ではこれまでも、さまざまなBCP対策に取り組んできました。しかし今になって振り返ると、特にシステムインフラに関しては、ビジネスの成長速度に合わせて拡張・整備することへの対応に追われてしまい、足りない部分や後回しにしてしまう部分もあったかもしれません。

ところが大きな震災を経験したことで、BCP対策は単に当社がビジネスを継続するだけでなく、お客様に提供するサービス品質を高めることや従業員の労働環境を改善にもつながることだという認識を強めました。そこで、計画していた対策案を前倒しで実行することにしました。

-- BCP対策について具体的に教えてください。

具体的なBCP対策は、大きく「事業継続性を高めるための対応」と「サービスを提供するシステムインフラ環境の強化」とに分けて実行しました。
 

■BCP対策1:事業をできるだけ継続するための対策

-- ではまず、「事業継続性を高めるための対応」について教えてください。

当社以外でも同様の状態だったと思いますが、震災後は社員が出社することが難しかったり、社員の安全を考えて自宅で待機させることもありました。しかし、結果として震災の直接的な影響がなかったお客様にご迷惑をかけてしまったり、電話だけでは対応できない場面もありました。

当社では、以前から数台の持ち出し用ノートPCを用意していたのですが、当然、それだけでは足りなかったので、同様の状況が発生してもインターネットがつながる環境があれば自宅や社外からでも業務を継続できるよう、全社的にノートPCを導入しデスクトップPCからリプレイスすることにしました。またノートPCにすることで、停電時にもPCの利用が継続でき、安全にシャットアウトできるというメリットもあると考えました。

万が一の事態が発生した場合でも、普段、業務で使っているPCを持ち帰れば面倒な設定をしなくてもある一定レベルの業務を継続することができ、また通常業務でも社内にいるよりも社外にいる機会が多い社員や役員の業務効率向上にもつながります。そのため、社内にCisco Aironet 3500 シリーズ アクセス ポイントによるワイヤレスLAN環境を導入し、会議室などでもノートPCからサーバにアクセスしたり、インターネットやメールなどを利用できるようにしました。

一方、ノートPCの全面的な導入に合わせて、社内に設置・運用していたファイルサーバやグループウェアなどの業務用サーバをデータセンターに移設し、シスコASA 5510 Security Plusを導入して社内からだけでなく社外からもリモートでアクセスできる環境も整備しました。

データセンターのほうが、社内でサーバを運用するよりもファシリティ面で自然災害による影響が少なく、リモートアクセス環境を構築するのにセキュリティ面などでも有利だと判断したからです。
■BCP対策2:提供サービスのダウンタイムを最小限におさえるための対策


-- 次に、「サービスを提供するシステムインフラ環境の強化」について教えてください。

サービス提供インフラの強化は、サービス品質の向上につながる重要なポイントです。これまでもサービスの運用に必要なデータは、システムが稼働しているデータセンターとは別のデータセンターにコピーを保管してきました。

しかし、データを消失してしまうというリスクはありませんでしたが、バッチ処理でデータをコピーしていたためリアルタイムにデータを保全したり、ダウンタイムを最小限に抑えるという点に関しては不十分でした。

そこで今回、データセンター間でデータベースをレプリケーションできるようストレージ環境を見直しました。新しい環境では、リアルタイムに差分がコピーされるようになっています。

また、データベースをコピーしているデータセンターのサーバ環境を仮想化し、本番用のシステム環境の運用が継続できなくなった場合に、システムを切り換えできるようにもしましたので、以前よりもダウンタイムを短縮できるDR(ディザスタリカバリ)環境が整備されたと考えています。

■BCP対策は目的ではなく手段、システムインフラの冗長化も予定


-- 今回実施したBCP対策の効果について、どのように評価していますか。

幸いなことに、具体的なトラブルや災害などに対する効果を実体験する機会はまだありませんが、安全性が高く、サービス停止時間を最小限に抑えることができる環境を実現したことをお客様や株主様などに説明することで、信頼度が向上するという効果は感じています。

また、BCP対策に合わせて業務環境も変化していますので、具体的な数値としては検証していませんが、業務の効率化や業務環境の改善という効果もあります。

-- BCP対策は、これで完了とお考えですか。

BCP対策は、目的ではなくあくまでも手段なので、これで十分だということはないでしょう。そういう意味では、コストや効果、事業環境の変化を見極めながら、より良いサービスの提供と働きやすさを考えながら、さらなるBCP対策に取り組んで行きたいと思っています。

現在の取り組みとしては、サービス提供システムインフラのBCP対策をさらに推し進め、トラブル発生時にリアルタイムでシステムが切り替わるホットスタンバイ環境を構築する準備を進めています。

また、仮想化によりプライベートクラウド環境を構築できたので、このインフラを活かしながらさらなる業務の効率化や質の高いサービスの提供につながるシステム開発に取り組んでいきたいと思います。一方、直接的なBCP対策ではありませんが、スマートフォンの活用を含めた音声通話環境のIP化なども視野に入れています。
 

■ディーアイエスソリューションはフットワークが良く、多面的な提案をしてくれる

-- ディーアイエスソリューションにシステム構築を依頼した理由を教えてください。

ディーアイエスソリューションには、2006年頃からネットワークやシステムの構築やメンテナンスなどを依頼しています。大規模なシステムの構築やリプレイスに関しては、複数のベンダーに提案や見積もりをお願いしていますが、ディーアイエスソリューションはフットワークが良く、コストパフォーマンスの高い提案をしてもらえるので頼りにしています。

特に、「ここまでしかできません」ということがなく、ネットワーク、サーバ、システムに限らずワンストップでサポートしてもらえるところはとても助かります。サポートベンダーがバラバラだと、トラブルや問題点の切り分けをするのだけでも手間がかかり、どうしても隙間の部分ができてしまいます。ディーアイエスソリューションにサポートやシステム構築を依頼するときには、そのような不安がなく、安心して任せることができます。

今回も大量のノートPCを確保するのは、時期的に容易ではなかったのですが、ディーアイエスソリューションは当社の要望を実現してくれました。

また、当社ではシスコシステムズの製品を採用する機会が多いのですが、同社の製品に精通しているというのもディーアイエスソリューションに依頼する機会が多い要因の一つとなっています。ネットワークの設定は、簡単ではなく教科書通りにいかないことも多いので、経験豊富なベンダーのサポートが必須です。

-- シスコシステムズ製品を採用する機会が多い理由を教えてください。

やはり製品の信頼性です。ネットワークに不具合が発生すると、どのように優れた、信頼性の高いシステムを構築していても、使い物にならなくなってしまいます。シスコシステムズの製品であれば安心です。

また、常に最新のソリューションを提供してくれるメーカーなので、採用した製品やテクノロジーが陳腐化しにくいというのもあります。シスコシステムズの製品を導入しておけば、長期間利用できるので結果としてコストパフォーマンスが高くなると考えています。

■ディーアイエスソリューションへの期待


-- ディーアイエスソリューションへの期待などあればお聞かせください。

先ほども話をした通り、システムインフラの構築やリプレイスは、ディーアイエスソリューションに依頼する機会が多いので、結果として当社のシステム環境や社内事情を一番良く理解してくれているベンダーだと思います。その分、的確な対応をしてもらえるので感謝しています。

今後も、ITシステムの専門家の視点から、当社に最適で、先進的かつ多面的な提案を期待しています。
 

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

 


株式会社インタースペース
■東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階
■資本金:956,980,000円 ※2011年9月末現在
■従業員数:196名(単体)238名(連結) ※2011年9月末現在
■事業内容:PCアフィリエイト事業、モバイルアフィリエイト事業、メディア事業、SEO事業

* 取材日時 2012年2月
* インタースペースのサイト
* 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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