当社事例
2012年01月10日
導入事例 Ciscoテレプレゼンスを導入することで、これまでテレビ会議で感じていたストレスを一気に解消。臨場感が違うので、良い意味で緊張感のある会議ができるようになりました。
ディーアイエスソリューションでは、シスコシステムズが提供するCisco TelePresenceを導入。これまでのテレビ会議システムでは難しかった、適切かつタイムリーな意思決定を支援する質の高いコミュニケーション環境を実現しました。導入の経緯と効果についてご紹介します。
もくじ |
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■役員の定例会議をCisco TelePresenceを使って実施 |
-- Cisco TelePresenceの導入状況を教えてください。
現在、東京本社(東京都品川区)のほか、大阪事業所(大阪府大阪市)、札幌支店(北海道札幌市)、松江システム開発課(島根県松江市)に各1台ずつ。計4カ所にCisco TelePresenceを導入しています。
-- Cisco TelePresenceはどのような用途で利用していますか。
事業本部として把握しているものとしては管理職の定例会議ですが、やはり一番多いのは拠点間での打ち合わせだと思います。個別の打ち合わせはもちろんですが、各部署やプロジェクトごとに定例で会議を行っていることも多いようです。
また営業活動の一環として、展示会場の現場と本社を接続して来場者の質問に答えたり、デモンストレーションをしたりするために利用するケースもあります。
-- 管理職の定例会議はどのくらいのペースで行っているのでしょうか。
月に2回のペースで開催しています。2回のうちの1回は全員が1カ所に集合しての会議。もう1回は、東京-大阪間でテレビ会議を使って実施しています。テレビ会議を利用することで、月1回分の集合会議にかかる時間と経費を節減できています。
■画面の向こう側にいる人の表情や反応がダイレクトに伝わってくるようになった |
画質と音質が格段に向上しました。そのため臨場感があり、その場にいるような感覚で議論や打ち合わせをできるようになりました。
以前利用していたテレビ会議システムでは、画面の向こう側にいるということを強く意識しながら話をしなければならず、「こちらから話をしてもいいですか」と言ってから話をはじめたり、うまく聞き取れない場合に「もう一度、お願いします」と聞き返したりすることも少なくありませんでした。
また、画面の向こう側にいる人の表情や反応はほとんど伝わってこなかったのですが、Cisco TelePresenceのハイビジョン映像なら表情やしぐさから空気感も伝わってきます。
このように言葉で説明すると、少し回りくどい表現になってしまうかもしれません。しかし、利用者の反応を見るとすごくわかりやすくて、Cisco TelePresenceを導入する際に移行期間として旧テレビ会議システムとCisco TelePresenceの両方を使えるようにしたのですが、旧システムを利用する人はほとんどいませんでした。これは、Cisco TelePresenceのほうがテレビ会議として使いやすく、会議がスムーズに進行すると、利用者が感じている証拠だと思っています。
■無用なストレスを感じることがなくなり、良い意味で緊張感のある会議が実施できる |
これまで管理職の定例会議などで業績の発表などをする場合、発表を聞いている拠点の音声はオフにしていました。特に決めごとというわけではなかったのですが、聞いている側から発せられる音がクリアではなくノイズのように聞こえてしまい、また聞き手の表情などもよく見えなかったので、発表者のペースが乱されてしまうという配慮から慣習のようなものになっていました。
しかし、このようなスタイルだと、一通り話を聞いてからしか質問や要望を伝えることができません。そのため、話を聞く側の社長や事業部門には大きなストレスとなっていました。さらに、質疑応答の中で聞き返すことが多いと、内容に関係なく会議のムードが悪くなってくることもありました。
Cisco TelePresenceを導入してからは、このような慣習を止めて発表中でも自由にやり取りを行ったり、議論ができるようになり、無用なストレスを感じる必要がなくスムーズかつ効率的に会議を進めることができるようになりました。議論が白熱することも多くなり、良い意味で緊張感が生まれるようになりました。
■シスコシステムズらしく使い勝手に優れ、洗練されたデザイン |
これまでのテレビ会議システムだと、大きなセットボックスタイプの機器や面倒な接続作業が必要でしたが、Cisco TelePresenceはコンパクトで、ネットワークが使える場所ならどこでもテレビ会議をできます。
また、シスコシステムズの製品らしくデザイン性が高く、リモコンやタッチパネルで操作するコントローラも使いやすく、洗練されたデザインとなっていると思います。使い勝手も問題なく、特に使い方の指導や教育しなくても使いこなせているようです。
■シスコシステムズのオフィスツアーに参加した社長からの指示で導入検討を開始 |
-- Cisco TelePresenceを導入したきっかけを教えてください。
当社取締役社長の小川が、シスコシステムズのオフィスツアーでCisco TelePresenceを体験したことが直接きっかけとなりました。ツアーを終えた後、すぐにCisco TelePresenceの導入を検討するよう指示を受けました。その際、同時に具体的な運用開始の日程指示まであったため驚きましたが、コミュニケーションの活性化を促進するツールとして、経営者視点で見たときのインパクトがそれだけ強かったのだと思います。
もちろん事業本部でもハイビジョンのテレビ会議システムの導入には興味を持っていました。そのため、製品の詳細な資料を確認したり、社内でCisco TelePresenceに詳しいエンジニアなどにも相談したりしました。
その結果、次のような機能要件を考慮し、これまで話をしてきたような導入効果を見込めることがわかりましたので採用を決めました。
- 既存の社内ネットワークシステムをそのまま利用できる
- 国内外における導入実績が豊富である(旧Tandberg製品として)
- 基幹ネットワークで利用しているシスコシステムズのネットワーク機器と相性が良い
-- Cisco TelePresenceを利用することで、ネットワークのトラフィックが増大したり、他の業務へ影響することはありませんでしたか。
もちろんトラフィックは増えますが、他の業務へと影響するようなことはないと聞いています。基幹ネットワークにはシスコシステムズのネットワーク機器が採用されているので、自動的にQoSが最適化されますし、ネットワークやCisco TelePresenceに詳しいエンジニアも社内にいるので安心しています。
ただし、ネットワークに万が一のトラブルなどが発生すると業務に支障をきたしますので、導入時はルータを監視してもらいながらCisco TelePresenceを試用しました。
■ディーアイエスソリューションからお客様へのメッセージ |
将来的には、グループ会社ともCisco TelePresenceを利用して遠隔会議を行える環境を整備していければと考えています。また非常勤役員からは、Cisco TelePresenceを利用して社外からも会議に参加できる仕組みを導入してほしいという要望も受けています。
これらの点も含め、今後は、モバイル環境やCUCM(Cisco Unified Communications Manager)を中心としたUC環境との融合も模索していければと考えています。
-- お客様へのメッセージなどがあれば聞かせてください。
今回は、Cisco TelePresenceを導入した経緯や利用方法が、お客様や販売店様のお役に立つのであればということで話をさせていただきました。
ディーアイエスソリューションは、お客様が安心してCisco TelePresenceを含めたシスコシステムズ製品をご利用いただけるよう専門のサポート部隊を設けており、お客様や販売店様をサポートするための専用コンタクトセンターなども用意しています。経験が豊富で優れたエンジニアが揃っているので、お客様の要望に応じた最適なソリューションを提供することができると考えています。ご興味がある場合は、ぜひ、ダイワボウ情報システムもしくは当社までご連絡をいただければと思います。今後とも、よろしくお願いします。
ディーアイエスソリューション株式会社
■住所:東京都品川区大井1-20-10