株式会社廣済堂様

2013年06月01日

導入事例 クラウドによる柔軟なワークスタイルを促進するためには、信頼性が高く効率的に管理できるネットワークが不可欠です。その実現には、シスコシステムズの機能と品質が必要だと考えました。 導入事例 クラウドによる柔軟なワークスタイルを促進するためには、信頼性が高く効率的に管理できるネットワークが不可欠です。その実現には、シスコシステムズの機能と品質が必要だと考えました。

印刷・IT・Web・求人広告・人材サービスなど、多角的にビジネスを展開している株式会社廣済堂(以下、廣済堂)。クラウドの活用を進める中、その基盤となるネットワークインフラの信頼性向上と管理の効率化に取り組んでいる。その詳細とポイントについて、同社情報システム部部長上田修一郎氏(写真左)と同部情報システム課リーダー田村直人氏(写真右)に話を伺った。

もくじ
  1. 廣済堂の事業概要
  2. クラウドを活用するためネットワークインフラを強化
  3. 保守・管理を効率化するためネットワーク機器をシスコで統一
  4. めざしたのは水や空気と同じように使えるワイヤレスLAN環境
  5. ネットワーク構成を複雑化せずにセキュリティや運用効率を高めることができるCisco ASA 5500シリーズを選択
  6. ディーアイエスソリューションは、構築からトラブル対応まで安心して任せることができる

 

■廣済堂の事業概要


-- 廣済堂の事業概要について教えてください。

当社は、1949年の創業より印刷事業を推進する中、デジタル技術の将来性にいち早く着目し、1970年には日本で初となるコンピュータ文字組版システムを導入しました。その後、デジタル情報加工技術をベースに、1990年代からはIT分野へとフィールドを拡大していきました。

いまやIT事業は、印刷事業と肩を並べる事業の柱となり、「情報ソリューションプロバイダー信頼度No.1」になることをめざして活動しています。

もう一つの主要事業として30数年前から求人広告事業を手掛け、「求人情報メディアの運営」、「人材紹介」、「人材派遣」、「社員教育」などの総合人材ビジネスにも力を入れ、海外でも事業を展開中です。

社名の「廣済」には「広く社会に貢献する」という意味があります。この「廣済」の精神は、創業時より受け継がれてきたDNAとも言える企業理念となっています。

■クラウドを活用するためネットワークインフラを強化

-- この数年、ネットワークインフラへ積極的に投資をされているということですが、その目的を教えてください。

ネットワークインフラの整備に取り組んでいるのには、大きく2つの目的があります。1つはクラウドを活用するためです。その基盤となる社内ネットワークの信頼性を確保すると同時に、セ キュリティの強化をめざしています。

もう1つの目的は、保守・運用の効率化です。継続的かつ安定的にクラウドを利用できるよう、保守・運用の負荷を軽減できるネットワーク環境を実現したいと考えています。

-- では、「クラウドの活用」から詳しく教えてください。

弊社はまだモバイル環境が十分に整備されていません。それは、社外から社内システムを利用することを前提としてインフラが設計されていなかったためです。外出先でメールを使う、スケジュール確認を行うなど世間では普通に行われていることが、未だできないでいます。

クラウドサービスの導入や基幹システムのクラウド環境への移行を進めることで、そのような状況を改善したいと考えました。出先からでも社内にいるのと同様にデータをやり取りしたり、業務システムを使いこなしたりできる環境を実現するべく、さまざまな準備をしているところです。

いずれにせよ、インフラ部分での堅牢性と柔軟性は必要不可欠でありそれがあって初めてクラウドが活用できるようになります。
■保守・管理を効率化するためネットワーク機器をシスコで統一

-- では次に、「保守・運用を効率化」について教えてください。

従来は、部分最適型でネットワークを構築してきました。いわゆるマルチベンダー環境です。しかし、マルチベンダーで構築した場合、機器ごとにサポート窓口が異なり、障害発生時の切り分けが複雑になり、保守・運用フェーズが非効率になってしまうことが問題でした。

今回、コア部分のネットワーク機器メーカーを集約していくと同時にそのサポートもベンダー集約することで、操作方法やコンフィグの設定などを統一し、保守・運用を簡素化でき、さらに、サポート窓口も一元化できると考えました。

そこで、スイッチからファイアウォール、ワイヤレスLANなど、ほとんどのネットワーク機器をシスコシステムズの製品で統一し、ネットワークインフラの全体最適化を実現しました。

-- シスコシステムズの製品を選択した理由を教えてください。

シスコシステムズの製品は、一般企業からキャリアまで導入実績が豊富で、信頼性が高いということが挙げられます。保守・運用という面においても、情報量が豊富で精通している技術者が多いので、安心して利用できると判断しました。
■めざしたのは水や空気と同じように使えるワイヤレスLAN環境

-- 最近、ワイヤレスLAN環境とファイアウォールをリプレースしたということですが、まずはワイヤレスLANについて詳細を教えてください。

東京本社では、一部の部署でしか有線LANを使用していません。ほとんどの社員が、ワイヤレスLANを使って仕事をしています。
以前に利用していたシステムのリースアップを契機に、東京本社のワイヤレスLAN環境をリプレースしました。

-- ワイヤレスLAN環境を再構築する際、どのような要件で製品の選定を行いましたか。

暗号化方式を強化するといった機能要件はもちろん、運用管理の負荷がかからず、利用者にとっても管理者にとっても、「水や空気と同じように、安全かつ手軽に使えて当たり前」という環境を実現したいと考えました。

-- ワイヤレスLAN環境を再構築して、改善されたことはありましたか。

これまでは、アクセスポイントごとに設定や運用管理をする必要がありました。一方、新システムでは、ワイヤレスLANコントローラ(CiscoAIR-CT2500シリーズワイヤレスコントローラ)から、集中的かつ一元的にアクセスポイントの管理ができるようになりました。本社ビルは、隣接する2つのビルに分かれていますので、アクセスポイントを一元的に管理できるようになったことは、運用管理を担当する私たちにとって最大のメリットです。

また、電波は見えないものなので、どこのアクセスポイントで、どのようなトラブルが発生しているのか、特定するのが容易ではありません。しかし、システムを再構築してからは、どこで、どのようなトラブルが発生しているのか、ワイヤレスLANコントローラを介して容易に把握できるようになりました。

しかも、1つのアクセスポイントにトラブルが発生しても、ほかのアクセスポイントがカバーしてくれるようになったので、接続できなくなるといった状況が発生しにくくなり、社員からの問い合わせやサポートの要請なども大幅に減りました。

-- ワイヤレスLANに関して、今後の拡張予定はありますでしょうか。

このほど、大阪の事業所にも、本社と同様のワイヤレス環境の導入が完了しました。今後は、本社、大阪以外の拠点に対して見直しを進め、管理を一元化することをめざしたいと思っています。
■ネットワーク構成を複雑化せずにセキュリティや運用効率を高めることができるCisco ASA 5500シリーズを選択

-- 次に、ファイアウォールのリプレースについて教えてください。

ファイアウォール機器も、導入してから年数が経過していました。ファイアウォールにトラブルが発生すれば、クラウドだけでなく、社外との通信が遮断されてしまうことになりかねません。そのため、東京本社と大阪事業所にそれぞれ冗長構成でCiscoASA5500シリーズを導入しました。

-- CiscoASA5500シリーズを選択した理由を教えてください。

ファイアウォールとしての機能や信頼性はもちろん、同一機器で、リモートアクセスVPNが標準で利用でき、IDS/IPS(不正侵入防御/不正侵入検知)などの機能もオプション追加によって利用できる点がポイントとなりました。投資効率が高く、ネットワーク構成を複雑化することなく、セキュリティや運用効率を高めることができるからです。

-- ファイアウォール機器をリプレースして、改善されたことがあれば教えてください。

まずは可用性の向上です。ネットワークダウンによる業務停止時間を大幅に削減できるようになりました。東京と大阪で同じ機器を同じ設定で稼働できていることで、運用効率も大幅に向上しています。VPN機能、リモートアクセス機能を活用することで、さらにメンテナンス効果が高められると考えています。

また、今回のファイアウォール機器のリプレースとは直接関係しないかもしれませんが、社内システムをオンプレミスからクラウドへと移行したことで、グローバル/DMZ/プライベートに設置していたサーバが大幅に減りました。これに伴いファイアウォールの設定が大幅に簡素化され、結果としてセキュリティの強化と管理の効率化を両立することもできました。
 

■ディーアイエスソリューションは、構築からトラブル対応まで安心して任せることができる


-- ネットワークの導入・構築を依頼するベンダーとしてディーアイエスソリューションを選定した理由を教えてください。

ネットワークが停止するということは、業務停止状態になるということです。極端な言い方をすれば、何を差し置いても「止まらないネットワーク」を維持・運用するのが最大のミッションでした。私たちが最小限のリソースでネットワークだけでなくシステム全体の管理を行うためには、経験に基づいた高度な技術力とサポート力を兼ね備えたベンダーのサポートは不可欠です。

ディーアイエスソリューションは、企業ネットワークの構築に関する経験が豊富です。特にシスコシステムズの製品には精通していることもあり、構築からトラブル対応まで安心して任せることができます。また、相談レベルから実際の運用に関することまで、ワンストップで対応してもらえるのも助かります。

-- 今後、ディーアイエスソリューションへ期待することなどがあればお聞かせください。

安定的なネットワーク運用には、ディーアイエスソリューションのサポートは不可欠です。これまでと変わらぬ対応をお願いできればと思います。また、当社のようなエンドユーザには、なかなか伝わってこない情報もあるかと思いますので、ディーアイエスソリューションならではの情報提供にも期待しています。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


株式会社廣済堂
■所在地: 東京都港区芝四丁目6番12号
■従業員数: 1,048名(2013年3月末)
■事業内容: 情報コミュニケーション事業(印刷事業、ITソリューション事業、イベント映像事業)、求人情報誌の発刊、人材派遣、人材紹介、人材育成支援 等、総合人材ビジネス、LEDエスコシステムのサービス提供、シニア向け通販サイトの運営など

* 取材日時 2013年6月
* 株式会社廣済堂のサイト
* 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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