ユニバーサル ミュージック合同会社様

2012年07月01日

導入事例 社内で個人所有のノートPCやスマホを利用する社員やゲスト向けにワイヤレスLANシステムを刷新。シスコシステムズ製品により、セキュリティの強化と管理負荷の軽減を実現しました。 導入事例 社内で個人所有のノートPCやスマホを利用する社員やゲスト向けにワイヤレスLANシステムを刷新。シスコシステムズ製品により、セキュリティの強化と管理負荷の軽減を実現しました。

世界最大級の音楽企業「ユニバーサル ミュージック グループ」の日本法人「ユニバーサル ミュージック合同会社(以下、ユニバーサル ミュージック)」では、社内業務用、BYOD(Bring Your Own Device:個人所有デバイスの業務利用)用、ゲスト用に3つのSSIDを設定したワイヤレスLAN環境を構築しました。導入の目的と経緯について、同社 管理本部 情報システム部 インフラ・サポート・グループ マネージャー 北村 尚博氏(写真右)と、早坂 だいだい氏(写真左)に話を伺った。

 

もくじ 
  1. ユニバーサル ミュージックの事業概要
  2. 社内、BYOD、ゲストのために3つのSSIDを設定したワイヤレスLAN環境を導入
  3. 6フロアに設置した計27個のアクセスポイントをコントローラで自動最適化
  4. 業務効率化、セキュリティ強化、管理負荷軽減を実現するためワイヤレスLANシステムを刷新
  5. シスコシステムズ製品は信頼性が高く、手間をかけず安定的な接続環境を運用できる
  6. 担当者が変わることなく、きっちりと対応してくれたので、安心して構築・導入を進めることができた
  7. ディーアイエスソリューションへの期待と要望

 

■ユニバーサル ミュージックの事業概要


-- ユニバーサル ミュージックの事業概要について教えてください。

当社は、世界77ヶ国に子会社となるレコード会社、あるいはライセンスを展開する世界最大級の音楽企業「ユニバーサル ミュージック グループ」の日本法人です。制作・宣伝ではカンパニー制を導入し、邦楽、洋楽、クラシックス&ジャズ、カタログの各レーベルカンパニーがより良い作品を生み出すべく切磋琢磨しています。 また販売においては、セールス マーケティング本部がパッケージ商品を、デジタル マーケティング本部がデジタル配信関連をそれぞれ統括し、変化の速い市場動向を踏まえた販売戦略を展開しています。

日本におけるユニバーサル ミュージックの母体は1953年に創設された日本ポリドール株式会社になります。 その後、国内・外資企業の吸収合併による事業拡大を経て、1999年にポリグラム株式会社からユニバーサル ミュージックになりました。
 

■社内、BYOD、ゲストのために3つのSSIDを設定したワイヤレスLAN環境を導入

-- 今回、導入したワイヤレスLANシステムの概要を教えてください。

以前から一部の部署では、ワイヤレスLANを利用していたのですが、今回、全面的にシステムを刷新し、当社ビル(東京都港区)のすべてのフロアでワイヤレスLANを利用できるようにしました。

アクセスポイントにはマルチSSIDの機能を利用して3つのSSIDを設定しており、SSIDごとに異なるVLANを割り当てています。

-- 3つのSSIDの用途について教えてください。

(1) 社内システムを利用するためのネットワーク
1つは、通常業務で利用する社内システムへアクセスするために利用しています。このSSIDからネットワークへと接続する際には、グローバルで運用しているRADIUSサーバ経由で認証を行っており、許可を得た当社の社員しか利用できないようになっています。別の言い方をすれば、海外から来日したVIP社員でも、そのまま認証を受ければ各国のシステムをそのまま利用できるようにもなっています。

(2) 私的デバイスからのインターネット利用(BYOD : Bring Your Own Device)
もう1つは、社員が個人で持ち込んだノートPCやMAC、スマートフォン、タブレット端末などからインターネットを利用するために利用しています。社内システムへは接続されておらず、SSIDとパスワードによって利用者を認証しています。

(3) ゲストのためのインターネット利用
3番目は、ゲストの方がインターネットを利用するためのネットワークとして利用しています。打ち合わせでWebサイトや動画サイトなどを閲覧するために利用してもらっており、当然、「社内システムを利用するためのネットワーク」「私的デバイスからのインターネットを利用するためのネットワーク」とは別のネットワークとして運用しています。ワンタイムのID/パスワードを発行し、Web認証システムで利用者を認証しています。
■6フロアに設置した計27個のアクセスポイントをコントローラで自動最適化


-- ワイヤレスLANシステムの機器構成を教えてください。

6つのフロアに計27個のアクセスポイント(Cisco Aironet 1142)を配置し、それを取りまとめるコントローラを1台(Cisco 2504 Wireless LAN Controller)導入しています。

-- 接続する端末の台数は。

社内で導入しているPC端末約500台の半数がノートPCなので、約250台がベースとなります。そのほか、個人のスマートフォンやゲストなどが接続する端末が追加の利用台数となります。

-- すべてのフロアでこれだけの台数がアクセスするようになると、アクセスポイントの配置や事前のサーベイには手間がかかりましたか。

電波が届かない場所がないよう、ディーアイエスソリューションに設計・サーベイは実施してもらいました。ただし、組織体制やオフィスのレイアウトなどは随時変わっていきます。しかも、決まった社員が決まった場所でワイヤレスLANを利用するわけではなく、ワイヤレスLANコントローラが自動で最適化する機能もサポートされているので、あまり細かく設計をしてもらうのではなく、まずは導入してみて問題が発生すればケースバイケースで対応しようと考えました。

-- 導入後、アクセスポイントの調整や変更などは行いましたか。

事前サーベイの段階で、防音設備が導入されている場所などは調整が必要な場合もありましたが、導入後、アクセスポイントの設置に関する変更や問題は発生していません。

■業務効率化、セキュリティ強化、管理負荷軽減を実現するためワイヤレスLANシステムを刷新

-- 以前利用していたワイヤレスLANシステム環境について教えてください。

社内の一部とゲスト用の打ち合わせスペース、併設されているカフェなどで利用していました。社内用には量販店で購入してきた一般家庭向けのワイヤレスLANルータを設置し、高度な認証システムなどは利用していませんでした。

また、ゲスト用には有料の公衆無線LANサービスを契約していましたが、特定のサービスに登録している方しか利用でき ないので、現在では解約しています。

-- 今回、ワイヤレスLANシステムを刷新した目的を教えてください。

「業務の効率化」と「セキュリティの強化」、そして「管理負荷の軽減」という大きな3つの目的がありました。

ノートPCの利用者が増えてきたことはもちろん、個人所有のノートPCやスマートフォンなどを仕事に利用する社員やゲストが増えてきたので、社内のどこからでも業務システムやインターネットを自由に利用できるようになれば、利便性が向上し業務の効率化を図ることができます。

しかし、ビル内やビル周辺だけでも数多くのワイヤレスLANの電波が飛び交っており、またゲストにも開放するとなれば社内システムへの不正アクセスを防ぐためのセキュリティは必須となります。

一方、ワイヤレスLANの場合、ケーブルで接続してネットワークを利用する場合に比べて接続が不安定だったり、環境の変化によってさまざまな調整が必要になります。しかし、当社の場合は少ない担当者でシステムの運用管理やサポートを担っていますので、運用管理や利用者のサポート負荷をできるだけ少なくするシステム環境が必要でした。
■シスコシステムズ製品は信頼性が高く、手間をかけず安定的な接続環境を運用できる


-- 新たに導入するワイヤレスLANシステムを選定した経緯を教えてください。

3つの使用用途と導入目的を伝えて、これまでお付き合いのあったベンダーにシステムの提案を依頼しました。

その中で、株式会社野村総合研究所(以下、NRI)がディーアイエスソリューションと共同で、シスコシステムズの製品をベースとしたワイヤレスLANシステムを提案してくれました。

-- NRIからの提案を選択した理由を教えてください。

提案を採用したポイントは、次の通りです。

(1 ) シスコシステムズ製品は信頼性が高い
当社では、ルータやスイッチにシスコシステムズの製品を利用しており、シスコシステムズのワイヤレスLANシステムであれば信頼性も高く、セキュリティ面でも安心です。ネットワーク製品に関するベンダーを統一することもメリットが大きいと判断しました。

(2) 認証システムを柔軟に構築できる
機能面では、マルチSSIDによるV-LANの設定やRADIUSによる認証やWeb認証といったシステムを柔軟に構築できる点を評価しました。

(3) 手間をかけず安定的な接続環境を運用できる
運用面に関して、1台のコントローラでアクセスポイントを統合管理でき、各アクセスポイントも自動で最適化されるので、手間をかけず安定的な接続環境を実現できると考えました。

(4) 適切なサポートが受けられる
シスコシステムズ製品に慣れており、実績やノウハウが豊富なディーアイエスソリューションのテクニカルサポートを受けられるので、安心してシステムを運用できると考えました。
 

■担当者が変わることなく、きっちりと対応してくれたので、安心して構築・導入を進めることができた


-- 導入時に苦労したことはありましたか。

RADIUSサーバは米国で管理されており、国内から接続するのは初めての経験でしたので少し手こずりましたが、Web認証システムの構築も合わせて、ディーアイエスソリューションがサポートしてくれたので、スムーズに作業を進めることができました。

ディーアイエスソリューションは知識やノウハウがあるだけでなく、担当者が変わることもなく、すべてにおいてきっちりと対応してくれたので、ワイヤレスLANシステムの構築・導入に関して不安になることはありませんでした。
 

■ディーアイエスソリューションへの期待と要望

-- 導入後の様子はいかがですか。

システムは安定して稼働しており、使い勝手やトラブルに関する利用者からの問い合わせもほとんどありません。

先ほども話しをしましたとおり、導入後にアクセスポイントなどの調整が必要だと思っていましたが、しばらくはその必要もなさそうです。

-- ディーアイエスソリューションへの期待などあればお聞かせください。

当社はシステムの構築・運用を担当するリソースが少ないので、引き続きテクニカル面でのサポートももちろんですが、クライアント環境やネットワーク環境の整備や更改に関する提案などをお願いできればと思っています。今後とも、よろしくお願いします。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


ユニバーサル ミュージック合同会社
■東京都港区赤坂8丁目5番30号
■資本金:295億 200万円
■従業員数:約450名
■事業内容:コンパクトディスク、ミュージックテープ、ビデオソフト等の企画、制作、販売

* 取材日時 2012年7月
* ユニバーサル ミュージックのサイト
* 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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